この記事は、Painter12で有効です
Windows7 pro(64bit)で、Painter12.2SP1を終了した際に、頻繁に「Painter12により情報を回復しています」というメッセージダイアログが出るようになりました(図1)。
〈図1 終了時のメッセージダイアログ〉
Painter12.2の頃からたまに出ていましたが、12.2SP1になってかなりの高確率で出るようになりました。
しかし、おおよそ短時間での作業(起動時間 5分程度の作業)では出ないことが多いです。ただ確実ではなく、出る場合もあります。
Painter起動後、1時間以上がっつり使用し、Painterを終了すると毎回のようにでます。メッセージが出る場合、終了後すぐ出る場合もあれば、数秒後に出る場合もあります。
一度出ると30秒間から一分間ほどこのメッセージが出たままです。
仮にキャンセルボタンを押すと、その時点でメッセージダイアログは閉じられますが、その直後にPainter12を起動させようとしても、起動しません。
特にRIFファイルをダブルクリックして起動させようとすると起動しないことが多いです。
この際のRIFファイルが32bitOS環境のPainter12で製作したRIFファイルであれば、さらに不具合遭遇確率が高い印象です。
少し時間を開けると、起動できるようになります。
特に次回起動時に不都合があるわけではないのですが、もう一つある不具合(こちらの方が実害有り)と連動している感触もあるので、できれば修正してほしいと思います。
ちなみにWindowsのイベントログには、Painter12のアプリケーションエラーとしてしっかり記録されています(図2)。
〈図2 Painter12のアプリケーションエラーログ〉
これみるとntdll.dllで例外発生してるんですけど、これ普通にユーザーがどうこうできるレベルじゃないと思うんですが。
ntdll.dllで検索すると、こういう記事があったり。確かにこの環境はMS-IMEですが(MSOffoce製品なし)。
例外コード番号で検索すると、この例外ってヒープ破壊の際にでるっぽいんですが、そのあたりどうなんでしょうか。
補足
2013/11/19にリリースされたPainter X3SP1パッチにて、この問題が修正された模様です(赤字が該当)。Corel Painter X3 - サービス パック 1 リリース ノート
アプリケーションの安定性
- レイヤー、ブラシ、クローンなどの領域の複数の不安定さが解消されました。(Windows および Macintosh)
- 開いたイメージのリファレンス レイヤーをコピーしても、アプリケーションが不安定にならなくなりました。
- アーティスト オイルを使用した自動ペイントを実行しても、反応が停止しなくなりました。
- Painter 12 と Painter X3 を両方表示して同時に実行しても、Painter X3 の反応が停止しなくなりました。
- [クローンソース] パネルのクローン ソース イメージの名前を変更しても、アプリケーションの反応が停止しなくなりました。
- ドロップシャドウを含むイメージをイメージ バインダへ追加しても、アプリケーションの反応が停止しなくなりました。
- アプリケーションをシャット ダウンしても、アプリケーションの反応が停止しなくなりました。(Windows)
Corel Painter X3 - サービス パック 1 リリース ノートより引用。
赤字はBlog管理者による。
赤字はBlog管理者による。
サービスパック(パッチ)は最新のX3専用です。Ver.12のままでは、この問題は修正されない、ということになります。