確実な発生条件がつかめない現象です。
推測ですが、32bitOS環境下で保存しておいたRIFファイルを、Windows7(64bit)のPainter12で開くと発生します。
Windows7(64bit)のPainter12で新規作成したRIFファイルでは発生してません。
現象は、通常であれば「Painter12 (×64).exe」というプロセスが起動していますが、なぜか「PAINTE~1.EXE」というプロセスが起動しているもの。
違うプロセス名なので、Wacomタブレットが PAINTE~1.EXE を新プログラムとみなします(図1)。
なので、Painter12用にサイドボタンを設定変更していたタブレットペンの設定が、(見かけ上Painter12を起動しているのにも関わらず)標準にもどされてしまう、という不具合が発生しました。
下図1は、Painter12を起動しているのにも関わらず、タブレットドライバが、通常のPainter12 (×64)というプログラムではなく、PAINTE~1.EXE を認識してるものです。
〈図1 ワコムタブレットドライバ上で認識されているプログラム名〉
ちなみに、この状態の時に、タスクマネージャーでプロセス名を確認すると、「Painter12 (×64)」であったり、「PAINTE~1」であったりします。
この二つのプロセスが同時に起動していることはありません。
この妙なプロセスが起動している場合でも、この記事のエラーログが記録されていることがあります(図2)。
〈図1 イベントエラーログ〉
ログをみるとプロセス名も、パスも通常と違うということが分かります。
ワコムタブレットのドライバが 6.4.3-3 です。
ちなみに、このプロセス名は、この記事でも、出てきます。
当面の対処方法は、PAINTE~1.EXE もタブレットドライバに改めて登録しておき、設定を変更しておくというものしか思い当たりません。