Painterで色の広がるタイプのリアル水彩ブラシ(X3専用)とフローマップ(12以降)を配布してます。興味がありましたら、ご利用ください(__)http://t.co/k9Z4udbQnN #PainterX3
— Charako (@chara_ta) 2014, 4月 16
これを早速使いつつ、以前、期間限定で公開したカスタムブラシ(現在は非公開)を元に、CLIP STUDIO PAINTで描いた線画をPainterで塗ってみた。

これはPainter12から搭載されたリアル水彩を用いている。
現時点で一般的に認識される、CGの水彩風とは異なっている、と認識している。
いうなればアナログ画材の透明水彩風なのだが、にしては色むらが大き過ぎた。
ちなみに、前回の記事の塗りは旧来型(14~5年前のPainterでも可能な)Painterの塗りを再現しようとしているもの。
それをプリンタで印刷、トレスダウンし透明水彩で塗ったのがこちら。紙が画用紙(ポストカードサイズ)だった為、あらかじめサイジング処理をしていた。

もう一つ、CLIP STUDIO PAINTのブラシを水彩表現に特化した改造をして、色を塗ったのがこちら。

デフォルトで準備されているブラシやClipで公開されているブラシをさらに改造した。
そもそも使い方(思考や工程)を区別すべきなのだろうが、CLIP STUDIO PAINTは、ねっとりとしたバター系の塗り心地に収斂されていく感触がある。
最後にPhotoshopCS6のブラシを水彩表現に特化した改造をして、色を塗ったのがこちら。

一番ポジな描き方をして完成したのはPhotoshop。
タッチが一番さわやかになった。
少し前に、Twitterにこういう呟きを投稿した。
オーバーレイ禁止云々って言う話題が過日TLを流れてしましたが、ここでPainterX3と透明水彩で描いた絵を比べてみましょう pic.twitter.com/NkoKQ7Z2i3
— Wabby (@hkml0734) 2014, 4月 4
Twitterというか、時代性なのだろうが、定期的にデジタル絵が、アナログ絵が、という論争が起きてる印象をうける。
「デジタル絵は手抜き」アナログ至上主義絵描きの多亜子氏の発言まとめ
個人的にはどっちもやってみればいいと思うし、時間や空間的制約があるなら、有利なほうを選べばいいと思う。
Painterは、各種グラフィックソフトウエアの中でも、アナログ画材の使い心地に最も近いソフトウエアだと思うが。
例えば、
などで紹介されている洗い出し技法などは、Painterのリアル水彩で容易に可能だし、それ以前の新水彩でもそれなりに可能だったりする。
(ただし、リアル水彩に比べると、新水彩での洗い出しはかなり見劣りする)
Painterが難しいと言われることが多くなったのは、アナログ画材の経験がある事が前提に設計されたソフトウエアという側面が大きい。だから、そういう意味でも過渡的なソフトウエアなので、日本でユーザが少なくなる一つの要因になっていると思う。
まぁ、ユーザが目に見えて減ったのはそれ以外の要因が大きいからであろうが。
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