Painter2016で、これらの作業をするための手順を以下に示します。
この記事は『Painter初心者で、どんな操作をして、どんなブラシで書けばいいのか見当もつかない』という人向けのもので、PC初心者を想定して書いていません。
また、「Painter12で下書きからペン入れの方法」という旧記事をPainter2016用に改訂したもので、内容はほとんど同じです。
作例は Windows版Painter2016 を使用しています。
しかし、Painter12と変わっていない部分は以前の画像を流用しています。ご了承ください。
補足1
Painter12から画面操作系が大幅に刷新されました。よって、11以前の古いバージョンを使用しようとされる方は、旧版のPainterで下書きからペン入れの方法[1/4][2/4][3/4][4/4]を参照してください。
下準備作業
ペンタブレットの筆圧感知調整を行います。以下の3通りの方法があります。(1) タブレットドライバの設定を変更して調整する
(2) Painterのブラシトラッキング機能を使って調整する
(3) Painterのブラシの較正(こうせい)機能を使って調整する
(2) Painterのブラシトラッキング機能を使って調整する
(3) Painterのブラシの較正(こうせい)機能を使って調整する
これらのうち、現在の段階では、(1) または(2) のいずれかを実行してください。
(3) は、後述の描画過程中に設定します。
使っているタブレットによって
Intuos、Intuos2の場合→(1)と(3)方法を併用
Intuos3以降の機種→(2)と(3)の方法を併用
(Intuos3、Intuos4、Intuos5、Intuos Pro)
としたほうが良いです。Intuos3以降の機種→(2)と(3)の方法を併用
(Intuos3、Intuos4、Intuos5、Intuos Pro)
理由は、タブレットドライバの筆圧精度設定が、Intuos3以降かなり大雑把なものになってしまったためです。
(1) タブレットドライバでの方法
ワコムタブレットのプロパティを起動します。(1-1)スタート→全てのプログラム→Wacom タブレット→ワコムタブレットのプロパティを実行。
(1-2) ペンの設定を行う。
(1-2-1) ペン先の感触エリアの詳細設定ボタンをクリック。
(1-2-2) 試し描き、もしくは筆圧感度スライダで、自分にとって一番良い感じの圧力になるように設定。
(1-3) ワコムタブレットのプロパティ画面を閉じる。
(2) ブラシトラッキングでの方法
Painterを起動します。(2-1) メニュー→編集→環境設定→ブラシトラッキングを実行。
〈図1-1 環境設定内にあるブラシトラッキング機能〉
(2-2) ブラシトラッキング上のスクラッチパッドエリアで試し書きする(図1-2)。
〈図1-2 ブラシトラッキング画面〉
これで、Painterが自動で適切な筆圧を設定します。
(2-3) OKボタン押下。
→[2/7]に続く
関連エントリ
◆Painter2016で下書きからペン入れの方法[1/7]【下準備作業】
◇Painter2016で下書きからペン入れの方法[2/7]【ラフを描く】【カスタムパレットの設定】
◇Painter2016で下書きからペン入れの方法[3/7]【ラフ修正作業(キャンバスサイズの変更)】【ラフ修正作業(画像の変形)】
◇Painter2016で下書きからペン入れの方法[4/7]【ペン入れ用下準備】
◇Painter2016で下書きからペン入れの方法[5/7]【無地テクスチャの作成】
◇Painter2016で下書きからペン入れの方法[6/7]【ペン入れ】
◇Painter2016で下書きからペン入れの方法[7/7]【主線のレイヤー化(線画の抽出)】