これは過去にPainter8で制作した水墨画風の作品。
残念ながらRIFファイルは残っておらず(昔のハードディスクを探せば出てくるかもしれないが)、Jpegファイルのみ残っていたもの。
当時からブラシカテゴリに「墨絵」というものが存在したが、これがあまりに墨絵っぽくなかったので7以降に搭載された水彩を改造して作ったものである。
(残念ながらその改造ブラシバリアントは、電子の海の彼方に消え去っているので残っていない)
ちなみに墨絵カテゴリの中では「ブリスル墨絵(細)」を明度40%程度の灰色で描くのが一番それらしく、それ以外は、「墨を使った経験ないんだろうなぁ」という感じのブラシバリアントになっている。(Corel はカナダの会社なので仕方ないのかもしれないが)
水墨画に使われる墨は、大きく油煙墨と松煙墨の二種類があり、前者は茶色がかった墨で、後者は青味ががった墨である。
この作品は青墨を意識して、灰色よりほんの少しだけ青の色味の入った色をカラーサークルから選択して描いてていた。
山水画などになると、李白や杜甫、白居易、あるいは自作の漢詩を画上に書き、その詩に添った絵を描かねばいけないらしい。
当然、Ver.7以上のPainterなら表現可能なものである。
水彩(新水彩)を搭載していればいいのだから。
→参考:Painterの用語集
と、なぜこういう古いバージョンで製作したものを掘り出しているかというと、
PoMo: Ink Flow on a Surface - 本格的な水彩インクのシミュレーションが可能なデジタルペイント技術映像!| 3D人 -3dnchu- http://t.co/zU05D8Bvxh
— ymt3D 3D人-3dnchu- (@ymt3d) 2013, 11月 6
で紹介されているのを見たから。ちなみに
2006年頃に香港かどこかの大学が研究してた水墨シミュレーションソフトとは別の研究物なんだろうか
— Wabby (@hkml0734) 2013, 11月 6
と感想をもったのだが、そう外れてはおらず、元記事に、上記ソフトウエアの後継ソフトという事が追記されてた。