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- 旧水彩
- Painter6まで存在した水彩機能のこと。
7以降に搭載された水彩とは、全く別な同名異種機能。7以降の水彩機能と区別しやすい様に、便宜的にユーザー間でこうよばれる。
「乾燥」の概念を持ち、キャンバス上でしか使用できない(レイヤー不可)、乾燥処理を行わないとスポイトで色を取得できないなどの不自由さがあったが、コミックアートとの相性の良さから愛用者が多くいた。SAIの水彩境界機能や、レイヤー転写機能のお手本はこれ。 - デジタル水彩
- Painter6まで存在し、7で廃止した旧水彩をPainter8で復活させたもの。
旧水彩とは違って、レイヤー上でも描画でき、乾燥前でもスポイトで色情報を取得できるように改良されている。
ただし、暗い色の上に明るい色を乗せた場合の挙動が、旧水彩と異なるので、厳密には最も似た機能と言い換えた方が正しい。また旧水彩の仕様を引き継いだ部分もあり、レイヤーで使用する場合、レイヤーの合成モードが「フィルタ」や「乗算」で使うことが前提の仕様になっている。
現バージョンで、CG的な水彩境界を持つのはこれ。描画結果が、水彩絵の具の一種であるガッシュに似ている。
搭載されて10年近く経つ機能のため、現在においては処理動作の軽いブラシバリアント群の一つ。
参考→Painterでのレイヤーの種類について[2/3] - 水彩(通称:新水彩)
- アナログ水彩絵の具をシミュレートしたもの。Painter7で搭載された。発色その他を含め実際はカラーインクに近い。
色塗ると彩度が高く表現されるため、色選びの難易度が初心者にとってエクストリームモード。テクスチャに影響されたにじみが得意。風力や風の向きまで計算する。
参考→Painterでのレイヤーの種類について[2/3] - リアル水彩
- Painter12で搭載された。描画結果が新水彩よりもさらに水彩絵の具に近い。新水彩が苦手なハードエッジ(CG的には水彩境界)を自然に簡単に作る。ウェットインウェットも自然。風力や風の向きも顔料の重さや染み込みやすさまで計算する。その為、実際の水彩絵の具で起こる、色水の乾燥すると絵の具の彩度が落ちる現象まで、無駄に再現してしまう。自然なぼかしやにじみは苦手。
最も処理動作の重いブラシバリアント群の一つ。 - フローマップ
- Painter12.2で搭載された。リアル水彩の設定の一つ。この設定を有効にすると、それまでのテクスチャに加えてフローマップ画像(差別化のために名前を変えているが原理はテクスチャと同じ)との二重の紙肌設定となり、水彩絵の具の色水の動きをシミュレート。
CPU全部使い切って演算してる。洒落にならないくらい激重。
- テクスチャ
- Painterにおいては、描画する紙表面の感触・質感のこと。
PhotoshopやSAIのようにブラシ単体に結びついた情報ではない。しかしブラシカスタマイズにおいて、実質的に、ブラシパラメータの一つとなっている。 - ブラシバリアント
- Painterにおけるブラシ(単体)のこと。
- ブラシカテゴリ
- ブラシのおおまかな分類で、ブラシバリアントが複数個(1個でも可)集まった「まとまり」のこと。標準で「鉛筆」カテゴリや「水彩」カテゴリ等がある。
- ブラシライブラリ
- ブラシカテゴリの上位に位置する分類。ブラシカテゴリが複数個(1個でも可)集まった「まとまり」のこと。Painter12では標準で「Painter」(Painter12のデフォルト)と「Painter11」の2つのライブラリが用意してある。
それぞれのライブラリは切り替え可能。 - ブラシファイル
- ブラシバリアントのデータファイルそのもののこと。
Ver.6までは複数のブラシカテゴリおよびブラシバリアントを一つにまとめたバイナリファイルとして存在した。そのためWindowsとMacOSとではブラシファイルに互換性がなく、異なるOSでブラシバリアントを導入するには変換処理が必要だった。
Ver.7以降、形式がXMLファイルとなり共通化され、この不自由さが解消された。Ver.11まではVer.6までのバイナリファイルをインポートする機能が提供されていたが、Ver.12で廃止。つまり、Ver.6のブラシバリアントを、直接Ver.12に導入することはできない。 - インパスト
- 絵の具の盛り上げ技法の事。Painterでは、奥行きのある盛り上げ表現が付加されたブラシバリアント自体やその機能のことを指す。パレットナイフカテゴリや、アクリルカテゴリにある。
- プラグイン
- Painterの外部(サードパーティー製)プラグインフィルター機能のこと。基本的にPhotoshopプラグインとの互換性を持つ。
バージョンによって異なるが、概ね、インストールフォルダ配下にある「Plugins」フォルダ内にフラグインファイル配置し、Painterを起動すると認識される。
Painter9の頃は標準でKPTプラグイン数種が同梱されていたが、Painter11ではそれがなくなった。
Painter12の64bitOS対応により32bit製Photoshop互換プラグインのサポートがなくなった。しかし12.1の更新パッチで再びサポートされ、古いプラグインも使用できるようになった。(しかし、従来でも、プラグインは環境によっては動作しないという問題がおきやすい性質のため、確実に動くとは保障されてない) - プラグインブラシ
- 少なくともPainter5の頃には搭載されていたと思われる、ブラシバリアントの古い機能。
上記のプラグインとは別物で、ブラシストローク毎に、覆い焼きや焼き込み、オーバーレイ、彩度の追加、ゆがみ等の多彩な処理を行う機能を持つ。
標準では「写真」カテゴリ内や、「特殊効果」カテゴリ内のブラシバリアントに存在する。限定的ではあるが、ある程度のブラシカスタマイズも可能。 - ランダマイザ
- Ver.8~11まで搭載されていたブラシクリエータ(ブラシ作成)機能の内の一つ。
ブラシライブラリ内にある任意のブラシバリアント二つをランダムに抽出し悪魔合体、ブラシ機能を合体させる機能。
機械的に合体させるので、偶然性が高く、意外な効果を出すブラシバリアントが生まれることがあった。が、まれにPainterをクラッシュさせる機能をもつブラシを生み出すこともあった。
基本的にはブラシカスタマイズに慣れていない(ブラシパラメータに慣れていない)人向けの機能であった。しかし、Mac版では動作が重いということもあり使用するユーザがさほど多くなかった模様。12では(内部的に機能が残っているが)廃止された。 - トランスポーザ
- Ver.8~11まで搭載されていたブラシクリエータ(ブラシ作成)機能の内の一つ。
選択された二つのブラシバリアントの中間値のブラシバリアントを作成する機能。二つのそれぞれの特性を、段階的に濃く(薄く)反映させて新ブラシを作るというブラシバリアントのダービースタリオン的遺伝的要素の高い合体機能。12で廃止。理由はランダマイザと同じ。