Painterの備忘録的なアレ

Painter 2018 リリース!(2017/06/28)

Painter起動時にメモリを節約する5つの方法[1/2]

ソフトウェアとしてのPainterは、メモリの使い方が上手ではありません。
そのため、少し負荷のかかる処理をさせると強制終了することが多いです。

なので、Painter起動時に確保するメモリ量を減らし、結果増えた空き容量を実際の描画処理にまわす(節約)ための方法を列挙します。
(乾いた雑巾を、更にしぼる様な節約法なので、物理メモリ量が潤沢な環境では、特に恩恵はないです。古いPCでPainterを動作させたい時は、参考になると思います。)

1. 起動時のブラシバリアント数を減らす

Painter12をインストール直後の状態ではブラシライブラリとして「Painterのブラシ」が選択されています。
Painterの起動時には、これらのライブラリ内にある全てのカテゴリ、そしてその配下にある全ブラシバリアント(600種以上)がメモリ上に読み込まれている事になります。つまり、600種以上のブラシ情報で、メモリを占有しているのです。

これを、起動時に読み込むブラシバリアントの数を減らして(=メモリ上に読み込む情報量を減らして)、メモリの空き容量を増やします。

極端な話、自分が使うブラシバリアントが1つだけなら、そしてその1つのバリアントのみをメモリ上に読み込むようにすれば、自由に使うメモリ量が増える訳です。
これを実現する方法は、以下の二通りあります。
(1-1)カテゴリ・バリアントを隠す方法
Painterでのブラシの格納は、
ブラシライブラリ→ブラシカテゴリ(複数)→ブラシバリアント(複数)
となっています(図1-1)。
ブラシ一覧パネル
〈図1-1 ブラシ関係図〉

ライブラリ(親)の中にカテゴリ(子)が複数存在し、更にその下にバリアント(孫)が複数存在しているのです。

ブラシセレクタの三角表示部分(図1-2の赤い丸で囲んだ部分)をクリックすると、ブラシ一覧が表示されます。

ブラシセレクタ
〈図1-2 ブラシセレクタ〉

一覧で表示された各カテゴリ、または各ブラシバリアントを選択し、右クリックをすると、「カテゴリを隠す」コマンド(図1-3)や、「バリアントを隠す」コマンド(図1-4)が表示されます。

カテゴリを隠す
〈図1-3 カテゴリを隠すコマンド〉

バリアントを隠す
〈図1-4 バリアントを隠すコマンド〉

これらのコマンドを実行すると、ブラシ一覧から消え表示されなくなります。そして、次回起動時からは、隠したブラシカテゴリ配下のバリアントや、個別に隠した各バリアントは読み込まれなくなります。
warning_32q補足1
ブラシカテゴリ・ブラシバリアントを隠して編集する機能はVer.10以降に搭載されています。
PainterX(10)とPainter11では、メニュー→ウィンドウ→作業領域→作業領域をカスタマイズを実行することで出現する作業領域をカスタマイズ画面(図1-5)で実現できます。

009
〈図1-5 Painter11の作業領域をカスタマイズ画面〉

各カテゴリや各バリアント名の右側にある目アイコンをクリックし、これが目を閉じると隠れたという意味です。

それ以前のバージョンのPainterでは、次の「専用ライブラリを作る」方法で実現できます。
warning_32q補足2
Painterは、ソフトウエアの再起動を早くするためにキャッシュ処理をしているようなので、確実な再読み込みためには、PCの再起動を行った方がいいです。

(1-2)専用ブラシライブラリを作る方法
Ver.9.5以前の古いバージョンでも有効な方法です。
よく使うブラシバリアントを選び出したカスタムライブラリを作って、それを起動時に読み込むようにします。経験則上は、こちらの方法をお勧めします。

Painterは、起動時には前回終了時のライブラリを読み込むので、専用のカスタムライブラリの状態で終了させればいいです。(よく使うバリアントが入ったライブラリのはずなので、運用上も、そのまま終了することが多いと思います)

ブラシライブラリを作るのは、一般的なエクスプローラ上でのファイル操作(コピー&ペースト)で行います。

以下、公式で配布されているPainter12ユーザーガイド(P.164)より

Corel Painter バージョン 7 以降では、各ブラシバリアントは XML 形式のファイルで、ブラシライブラリ内のブラシカテゴリ フォルダに保存されています。 バージョン 7 以降で作成したブラシライブラリを Corel Painter 12 で使用するには、ライブラリをCorel\Painter 12\Brushes フォルダにコピーします。ファイルをコピーすると、[ ブラシライブラリ ] パネルまたは [ ブラシ ] メニューを使用してファイルにアクセスできるようになります。

[Brushes] フォルダに入っていないブラシライブラリは、Corel Painter には存在が認識されず、読み込み対象のリストにも表示されません。ブラシライブラリのフォルダ構造は、デフォルトの [Painter Brushes] ライブラリ フォルダ (Corel\Painter 12\Brushes\ ライブラリ フォルダ名 \ カテゴリ フォルダ名 \ バリアント ファイル名 .xml) と同じ構造である必要があります。コピーするブラシバリアントの数が少ない場合でも、正しいフォルダ構造に従って、ブラシライブラリに追加してください。デフォルトのライブラリ フォルダ構造について詳しくは、「ブラシライブラリを作成 / 削除する」 (161 ページ ) を参照してください。
(※ 太字はBlog管理者による)

フォルダ構造やペーストした場所が違うと、Painterはブラシライブラリと認識しないので、慣れてない人は、この部分は特に注意してください。

Windowsでは標準インストールで
C:\Program Files\Corel\Painter12\Brushes
の配下に入っています(図1-6)。

001
〈図1-6 インストールフォルダのBrushesの内容〉

また、カテゴリフォルダのアイコン画像(jpeg)も忘れずコピーしてください。アイコン画像のファイル名は、カテゴリ名と全く同じもの+jpg拡張子でなければいけません(図1-7)。

002
〈図1-7 ライブラリの内容〉

→[2/2]へ


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◆Painter起動時にメモリを節約する5つの方法[1/2]
Painter起動時にメモリを節約する5つの方法[2/2]
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