Painterの備忘録的なアレ

Painter 2018 リリース!(2017/06/28)

Painter2016で下書きからペン入れの方法[2/7]

[1/7]からの続きです。

ラフを描く

(1) 新規キャンバスの作成。
メニューのファイル→新規を実行。好きなキャンバスサイズを入力してOKボタンを押下。
ここでは幅1800 ピクセル、高さ3200ピクセル、解像度150、ペーパーカラー白、テクスチャはベーシックペーパーを選択してます(図2-1)。

05
〈図2-1 新規ファイルダイアログ〉

(図2-1の画面で設定する「解像度」についての詳しい説明は「Painterの解像度について」を参考のこと)

(2) 描画ブラシの選択
好きな色を選択し、ブラシセレクタ(図2-2)のペンと鉛筆カテゴリの「スクラッチボード」を選択。

Image19
〈図2-2 ブラシセレクタのスクラッチボード画面〉

キャンバス上に思うままに落書きします。

このブラシは、ペンタブレットで軽く描くと薄い線が、力を入れて描くと濃い線が出るはずです。

ここで筆圧がいまいちだなと思ったら、前述の下準備作業をもう一度行ってください。特に思い通りの「入り」や「抜き」ができるためには、ブラシトラッキング機能の調節が重要です。

場合によっては、タブレットドライバの設定を標準に戻した上で改めて、ブラシトラッキングの設定をしてもいいと思います。

warning_32q 補足1 ブラシの較正機能での方法
各ブラシ毎に、筆圧や描画スピード反応の調整をし保存したい場合は、「ブラシの較正」を使ってください。前述のブラシトラッキングと同様のやり方で調整できます

(1) メニュー→ウィンドウ→ブラシコントロールパネル→ブラシの較正をクリック。

(2) ブラシの較正パネルにある「ブラシの較正を有効にする」のチェックボックスをオンにする(図2-3の赤いマルで囲んだ部分)。

04_1
〈図2-3 ブラシの較正パネル画面〉

(3) ブラシの較正パネルにあるブラシ較正設定 ボタン(図2-3の青い丸で囲んだ部分)をクリック。

(4) ブラシトラッキング上(図2-4)で試し書き。

Image21_2
〈図2-4 ブラシのトラッキング画面〉

この時、「現在のブラシバリアントへの適用」はチェック状態になっています(図2-4の赤い丸で囲んだ部分)。

(5) OKボタン押下。
warning_32q 補足2 ブラシ較正と環境設定のブラシトラッキング
ブラシの較正機能で調整された筆圧などは、環境設定のブラシトラッキングで設定した値を上書きします。
つまり、ブラシの較正機能が有効な場合は、こちらの値が優先され、無効の場合は、ブラシトラッキングの設定が使われます。
warning_32q 補足3 ブラシトラッキングのバリアント適用
環境設定から呼び出したブラシトラッキング([1/7]参照)でも、「現在のブラシバリアントへの適用」をチェックすれば、その際に選択されているブラシバリアントに、筆圧や描画スピード反応が適用されるようになりました。




Painterのブラシは、必ず上記の「スクラッチボード」でなければいけない訳ではありません。他にもシンプルカテゴリの「鉛筆(2B)」(図2-5)、ペンと鉛筆カテゴリの「シャープペンシル」(図2-6)などを利用しても描きやすいと思います。

Image12_2
〈図2-5 シンプルカテゴリの鉛筆(2B)〉

Image22
〈図2-6ペンと鉛筆カテゴリのシャープペンシル〉

caution補足3
上記のスクラッチボードや鉛筆(2B)で描いていて、Painter2016の動作が重いならば、メニュー→ウィンドウ→ブラシコントロールパネル→一般をクリックし、このパネルにある「マルチコア」のチェックを必ず外すようにしてください(図2-7の赤い丸で囲んだ部分)。

Image3_2
〈図2-7 ブラシコントロールパネルの一般画面〉

各々ブラシバリアントや各PCの環境によるので一概に言えませんが、上記に列挙したブラシバリアントについては、マルチコアのチェックを外した方が良いです。

→参考:Painter12の快適なマルチコア設定について


(3) ラフ描き
ここではわかりやすいようにマンガーニーズブルーで描きました。使用したブラシは、不透明度50%に変更したスクラッチボード(図2-8)です。

シュラ00
〈図2-8 ラフサンプル画面〉

描いた線を消す場合は、ツールバーにある消しゴムツール(図2-9の赤い丸で囲んだ部分)で消してください。

Image6_2
〈図2-9 消しゴムツール〉

ブラシセレクタ(図2-2)の消しゴムカテゴリの中から「全てのハードエッジを消去」や「全てのソフトエッジを消去」ブラシあたりを、サイズを変えながら使っても良いです。

上記に挙げた消しゴムツールと、消しゴムブラシバリアントは内部的には同じ処理を行うものです。(特殊レイヤーである水彩レイヤーであろうが、リキッドインクレイヤーであろうが、レイヤー種類を無視して消す機能)

消しゴムカテゴリの「ブロック消しゴム」は、古くからある通常レイヤーに描画された内容のみを消すブラシバリアントです。

Painterの機能上、数種の消しゴムがあるのですが、経験上、利便性を重視したいならば前者の消しゴムツール「全ての~」を、Painter動作の安定性を重視したいならば後者の消しゴムブラシを使うことをお奨めします。

warning_32q補足4 消しゴムの種類
Painterには、レイヤー種類毎に専用の消しゴム機能を持ったブラシバリアントがあります(従来のもの)。消しゴムツールや「全ての~」のブラシバリアントは、レイヤー種別に関わらず消すという機能のものです。

→参考:Painterでのレイヤーの種類について[1/3] [2/3][3/3]



一気に全消ししたい場合は、メニュー→選択範囲→全て選択(またはショートカットコマンドCtrl + a)のあと、メニュー→編集→消去(またはBackspaceキー押下)で、実現できます。
(描画内容の全消しコマンドはありません。)


(4) ファイル保存
きりがいいので、一旦ここでRIFでファイル保存します。

RIFとは、Painterの独自の保存形式です。通常、Painterの作業中にファイル保存する場合は、このRIF形式で保存します

今後、特に「保存する」ということをいちいち書きません。
便宜、きりの良いところでこまめに保存してください。

特に連番保存オススメ。メニュー→ファイル→連番保存で実行できます。

Painterでは、「保存」こそ最も重要です。



カスタムパレットの設定

ブラシセレクタ(図2-2)から、いちいちブラシを選択するのは面倒なので、よく使うブラシや消しゴムブラシをまとめてカスタムパレットに登録しておきます。

カスタムパレットの作り方
(1)ブラシセレクタのブラシアイコンを、Shiftキーを押しながらドラッグ&ドロップ
すると、自動で新しいカスタムパレットが作成されます(図2-10、図2-11)。

Image8_2
〈図2-10 カスタムパレット作成〉

Image23
〈図2-11 新規作成されたカスタムパレット〉

一つのカスタムパレットには、複数のブラシやコマンドを登録できます。

追加する場合には、追加したいカスタムパレット上に、ブラシアイコンを同様にShiftキーを押しながらドラッグ&ドロップします。

また、カスタムパレット自体を複数作ることができます。

その際は、先に作ったカスタムパレット以外の場所に、ブラシアイコンをShiftキーを押しながらドラッグ&ドロップします。複数作ったカスタムパレットは、タブパネルを一つにまとめることもできます(図2-12)。

Image24
〈図2-12 パネルをまとめたカスタムパレット〉

カスタムパレットの名称変更
カスタムパレットの名前は、標準で「カスタムパレット1」や「カスタムパレット2」などと名前が付いていますが、オーガナイザで変更可能です(図2-12)。

(1) メニュー→ウィンドウ→カスタムパレット→オーガナイザをクリック。

オーガナイザダイアログで、変更したいカスタムパレットを選択した後、名前変更ボタン(図2-13の赤いマルで囲んだ部分)で変更できます。

Image9_2
〈図2-13 カスタムパレットのオーガナイザ画面〉

また、作成したカスタムパレット自体の削除も、オーガナイザ上の削除ボタンで行います。

カスタムパレットのアイコン変更
カスタムパレットのアイコン画像は、標準で図2-11のようなワイドアイコンです。
これを従来のような正方形のアイコンに変えるには、変えたいアイコン上で右クリックをし、カスタムパレットアイコンのコンテキストメニューから「アイコンの表示」を選択します(図2-14)。

Image24_2
〈図2-14 カスタムパレットアイコンのコンテキストメニュー〉

このコンテキストメニューから、アイコン画像の変更をしたり、画像を使わないテキストボタンに切り替えたりできます。

従来のような、アイコンにブラシカテゴリの画像を設定する(図2-12)には、メニュー→編集→環境設定→インターフェイス→カスタムパレットのブラシアイコンで「アイコン」を選択、変更してください(図2-15の赤く囲まれた部分)。また、上記の「カスタムアイコンの設定」を使って、画像を差し替えることも可能です。

Image30_2
〈図2-15 カスタムパレットのブラシアイコン設定〉

カスタムパレットアイコンの削除は、アイコンをShiftキーを押しながらカスタムパレット外にドラッグ&ドロップしてください。


[3/7]に続く



関連エントリ

Painter2016で下書きからペン入れの方法[1/7]【下準備作業】
◆Painter2016で下書きからペン入れの方法[2/7]【ラフを描く】【カスタムパレットの設定】
Painter2016で下書きからペン入れの方法[3/7]【ラフ修正作業(キャンバスサイズの変更)】【ラフ修正作業(画像の変形)】
Painter2016で下書きからペン入れの方法[4/7]【ペン入れ用下準備】
Painter2016で下書きからペン入れの方法[5/7]【無地テクスチャの作成】
Painter2016で下書きからペン入れの方法[6/7]【ペン入れ】
Painter2016で下書きからペン入れの方法[7/7]【主線のレイヤー化(線画の抽出)】



この作例は、集英社から刊行されている加藤和恵著「青の祓魔師」に登場するキャラクター「霧隠シュラ」を元に描いたものです。著者および出版社とは無関係であり、その権利を侵害する意図はございません。
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Painter2016で下書きからペン入れの方法[1/7]

ラフから下書き、その後ペン入れ……という方法は、コミック系イラストを描く人には親しんだ方法です。
Painter2016で、これらの作業をするための手順を以下に示します。

この記事は『Painter初心者で、どんな操作をして、どんなブラシで書けばいいのか見当もつかない』という人向けのもので、PC初心者を想定して書いていません。
また、「Painter12で下書きからペン入れの方法」という旧記事をPainter2016用に改訂したもので、内容はほとんど同じです。

作例は Windows版Painter2016 を使用しています。
しかし、Painter12と変わっていない部分は以前の画像を流用しています。ご了承ください。
warning_32q補足1
Painter12から画面操作系が大幅に刷新されました。
よって、11以前の古いバージョンを使用しようとされる方は、旧版のPainterで下書きからペン入れの方法[1/4][2/4][3/4][4/4]を参照してください。

下準備作業

ペンタブレットの筆圧感知調整を行います。以下の3通りの方法があります。
(1) タブレットドライバの設定を変更して調整する
(2) Painterのブラシトラッキング機能を使って調整する
(3) Painterのブラシの較正(こうせい)機能を使って調整する

これらのうち、現在の段階では、(1) または(2) のいずれかを実行してください。
(3) は、後述の描画過程中に設定します。

使っているタブレットによって
Intuos、Intuos2の場合→(1)と(3)方法を併用
Intuos3以降の機種→(2)と(3)の方法を併用
(Intuos3、Intuos4、Intuos5、Intuos Pro)
としたほうが良いです。

理由は、タブレットドライバの筆圧精度設定が、Intuos3以降かなり大雑把なものになってしまったためです。
(1) タブレットドライバでの方法
ワコムタブレットのプロパティを起動します。

(1-1)スタート→全てのプログラム→Wacom タブレット→ワコムタブレットのプロパティを実行。

(1-2) ペンの設定を行う。
 (1-2-1) ペン先の感触エリアの詳細設定ボタンをクリック。
 (1-2-2) 試し描き、もしくは筆圧感度スライダで、自分にとって一番良い感じの圧力になるように設定。

(1-3) ワコムタブレットのプロパティ画面を閉じる。
(2) ブラシトラッキングでの方法
Painterを起動します。

(2-1) メニュー→編集→環境設定→ブラシトラッキングを実行。

Image1
〈図1-1 環境設定内にあるブラシトラッキング機能〉


(2-2) ブラシトラッキング上のスクラッチパッドエリアで試し書きする(図1-2)。

Image2
〈図1-2 ブラシトラッキング画面〉

これで、Painterが自動で適切な筆圧を設定します。

(2-3) OKボタン押下。

[2/7]に続く


関連エントリ

◆Painter2016で下書きからペン入れの方法[1/7]【下準備作業】
Painter2016で下書きからペン入れの方法[2/7]【ラフを描く】【カスタムパレットの設定】
Painter2016で下書きからペン入れの方法[3/7]【ラフ修正作業(キャンバスサイズの変更)】【ラフ修正作業(画像の変形)】
Painter2016で下書きからペン入れの方法[4/7]【ペン入れ用下準備】
Painter2016で下書きからペン入れの方法[5/7]【無地テクスチャの作成】
Painter2016で下書きからペン入れの方法[6/7]【ペン入れ】
Painter2016で下書きからペン入れの方法[7/7]【主線のレイヤー化(線画の抽出)】

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Painter12で下書きからペン入れの方法[2/7]

[1/7]からの続きです。

ラフを描く

(1) 新規キャンバスの作成。
メニューのファイル→新規を実行。好きなキャンバスサイズを入力してOKボタンを押下。
ここでは幅1800 ピクセル、高さ3200ピクセル、解像度150、ペーパーカラー白、テクスチャはベーシックペーパーを選択してます(図2-1)。

05
〈図2-1 新規ファイルダイアログ〉

(図2-1の画面で設定する「解像度」についての詳しい説明は「Painterの解像度について」を参考のこと)

(2) 描画ブラシの選択
好きな色を選択し、ブラシセレクタ(図2-2)のエアブラシカテゴリの「細目エアブラシ」を選択。

06
〈図2-2 ブラシセレクタの細目エアブラシ画面〉

キャンバス上に思うままに落書きします。

このブラシは、ペンタブレットで軽く描くと細い線が、力を入れて描くと太い線が出るはずです。

ここで筆圧がいまいちだなと思ったら、前述の下準備作業をもう一度行ってください。特に思い通りの「入り」や「抜き」ができるためには、ブラシトラッキング機能の調節が重要です。

場合によっては、タブレットドライバの設定を標準に戻した上で改めて、ブラシトラッキングの設定をしてもいいと思います。

warning_32q 補足1 ブラシの較正機能での方法
各ブラシ毎に、筆圧や描画スピード反応の調整をし保存したい場合は、「ブラシの較正」を使ってください。前述のブラシトラッキングと同様のやり方で調整できます

(1) メニュー→ウィンドウ→ブラシコントロールパネル→ブラシの較正をクリック。

(2) ブラシの較正パネルにある「ブラシの較正を有効にする」のチェックボックスをオンにする(図2-3の赤いマルで囲んだ部分)。

04_1
〈図2-3 ブラシの較正パネル画面〉

(3) ブラシの較正パネルにあるブラシ較正設定 ボタン(図2-3の青い丸で囲んだ部分)をクリック。

(4) ブラシトラッキング上(図2-4)で試し書き。

01_1
〈図2-4 ブラシのトラッキング画面〉

(5) OKボタン押下。
warning_32q 補足2 ブラシ較正とブラシトラッキング
ブラシの較正機能で調整された筆圧などは、環境設定のブラシトラッキングで設定した値を上書きします。
つまり、ブラシの較正機能が有効な場合は、こちらの値が優先され、無効の場合は、ブラシトラッキングの設定が使われます。




Painterのブラシは、必ず上記の「細目エアブラシ」でなければいけない訳ではありません。他にも鉛筆カテゴリの「鉛筆(塗潰し)」(図2-5)、ペンカテゴリの「スムーズ丸ペン」(図2-6)や同カテゴリの「スクラッチボード」(図2-7)などを利用しても描きやすいと思います。

17
〈図2-5 鉛筆カテゴリの鉛筆(塗潰し)〉
18
〈図2-6 ペンカテゴリのスムーズ丸ペン〉
19
〈図2-7 ペンカテゴリのスクラッチボード〉

caution補足3
上記の細目エアブラシやスクラッチボードで描いていて、Painter12の動作が重いならば、メニュー→ウィンドウ→ブラシコントロールパネル→一般をクリックし、このパネルにある「マルチコア」のチェックを必ず外すようにしてください(図2-8の赤い丸で囲んだ部分)。

21
〈図2-8 ブラシコントロールパネルの一般画面〉

各々ブラシバリアントや各PCの環境によるので一概に言えませんが、上記に列挙したブラシバリアントについては、マルチコアのチェックを外した方が良いです。

→参考:Painter12の快適なマルチコア設定について


(3) ラフ描き
ここではわかりやすいようにマンガーニーズブルーで描きました。使用したブラシは、不透明度50%に変更したスクラッチボード(図2-9)です。

シュラ00
〈図2-9 ラフサンプル画面〉

描いた線を消す場合は、ツールバーにある消しゴムツール(図2-10の赤い丸で囲んだ部分)で消してください。

12_1
〈図2-10 消しゴムツール〉

ブラシセレクタ(図2-2)の消しゴムカテゴリの中から「消しゴム(フラット)」や「ブロック消しゴム」ブラシあたりを、サイズを変えながら使っても良いです。

経験上、利便性を重視したいならば前者の消しゴムツールを、Painter動作の安定性を重視したいならば後者の消しゴムブラシを使うことをお奨めします。

一気に全消ししたい場合は、メニュー→選択範囲→全て選択(またはショートカットコマンドCtrl + a)のあと、メニュー→編集→消去(またはBackspaceキー押下)


(4) ファイル保存
きりがいいので、一旦ここでRIFでファイル保存します。

RIFとは、Painterの独自の保存形式です。通常、Painterの作業中にファイル保存する場合は、このRIF形式で保存します

今後、特に「保存する」ということをいちいち書きません。
便宜、きりの良いところでこまめに保存してください。

特に連番保存オススメ。メニュー→ファイル→連番保存で実行できます。

Painterでは、「保存」こそ最も重要です。



カスタムパレットの設定

ブラシセレクタ(図2-2)から、いちいちブラシを選択するのは面倒なので、よく使うブラシや消しゴムブラシをまとめてカスタムパレットに登録しておきます。

カスタムパレットの作り方
(1)ブラシセレクタのブラシアイコンを、Shiftキーを押しながらドラッグ&ドロップ
すると、自動で新しいカスタムパレットが作成されます(図2-11、図2-12)。

image_000003_1
〈図2-11 カスタムパレット作成〉

14
〈図2-12 新規作成されたカスタムパレット〉

一つのカスタムパレットには、複数のブラシやコマンドを登録できます。

追加する場合には、追加したいカスタムパレット上に、ブラシアイコンを同様にShiftキーを押しながらドラッグ&ドロップします。

また、カスタムパレット自体を複数作ることができます。

その際は、先に作ったカスタムパレット以外の場所に、ブラシアイコンをShiftキーを押しながらドラッグ&ドロップします。複数作ったカスタムパレットは、タブパネルを一つにまとめることもできます(図2-13)。

20
〈図2-13 パネルをまとめたカスタムパレット〉

カスタムパレットの名称変更
カスタムパレットの名前は、標準で「カスタムパレット1」や「カスタムパレット2」などと名前が付いていますが、オーガナイザで変更可能です。

(1) メニュー→ウィンドウ→カスタムパレット→オーガナイザをクリック。

オーガナイザダイアログで、変更したいカスタムパレットを選択した後、名前変更ボタン(図2-14の赤いマルで囲んだ部分)で変更できます。

16_1
〈図2-14 カスタムパレットのオーガナイザ画面〉

また、作成したカスタムパレット自体の削除も、オーガナイザ上の削除ボタンで行います。



[3/7]に続く



関連エントリ

Painter12で下書きからペン入れの方法[1/7]【下準備作業】
◆Painter12で下書きからペン入れの方法[2/7]【ラフを描く】【カスタムパレットの設定】
Painter12で下書きからペン入れの方法[3/7]【ラフ修正作業(キャンバスサイズの変更)】【ラフ修正作業(画像の変形)】
Painter12で下書きからペン入れの方法[4/7]【ペン入れ用下準備】
Painter12で下書きからペン入れの方法[5/7]【無地テクスチャの作成】
Painter12で下書きからペン入れの方法[6/7]【ペン入れ】
Painter12で下書きからペン入れの方法[7/7]【主線のレイヤー化(線画の抽出)】




この作例は、集英社から刊行されている加藤和恵著「青の祓魔師」に登場するキャラクター「霧隠シュラ」を元に描いたものです。著者および出版社とは無関係であり、その権利を侵害する意図はございません。
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Painter12で下書きからペン入れの方法[1/7]

ラフから下書き、その後ペン入れ……という方法は、コミック系イラストを描く人には親しんだ方法です。
Painter12で、これらの作業をするための手順を以下に示します。

この記事は『Painter初心者で、どんな操作をして、どんなブラシで書けばいいのか見当もつかない』という人向けのもので、PC初心者を想定して書いていません。
また、「Painterで下書きからペン入れの方法」という旧記事をPainter12用に改訂したもので、内容は、ほぼ同じものです。

作例は Windows版Painter12 を使用しています。
warning_32q補足1
Painter12から画面操作系が大幅に刷新されました。
よって、11以前の古いバージョンを使用しようとされる方は、旧版のPainterで下書きからペン入れの方法[1/4][2/4][3/4][4/4]を参照してください。

下準備作業

ペンタブレットの筆圧感知調整を行います。以下の3通りの方法があります。
(1) タブレットドライバの設定を変更して調整する
(2) Painterのブラシトラッキング機能を使って調整する
(3) Painterのブラシの較正(こうせい)機能を使って調整する

これらのうち、現在の段階では、(1) または(2) のいずれかを実行してください。
(3) は、後述の描画過程中に設定します。

使っているタブレットによって
Intuos、Intuos2の場合→(1)と(3)方法を併用
Intuos3以降の機種→(2)と(3)の方法を併用
としたほうが良いです。

理由は、タブレットドライバの筆圧精度設定が、Intuos3以降かなり大雑把なものになってしまったためです。
(1) タブレットドライバでの方法
ワコムタブレットのプロパティを起動します。

(1-1)スタート→全てのプログラム→Wacom タブレット→ワコムタブレットのプロパティを実行。

(1-2) ペンの設定を行う。
 (1-2-1) ペン先の感触エリアの詳細設定ボタンをクリック。
 (1-2-2) 試し描き、もしくは筆圧感度スライダで、自分にとって一番良い感じの圧力になるように設定。

(1-3) ワコムタブレットのプロパティ画面を閉じる。
(2) ブラシトラッキングでの方法
Painterを起動します。

(2-1) メニュー→編集→環境設定→ブラシトラッキングを実行。

02
〈図1-1 環境設定内にあるブラシトラッキング機能〉


(2-2) ブラシトラッキング上で試し書きする(図1-2)。

01
〈図1-2 ブラシトラッキング画面〉

これで、Painterが自動で適切な筆圧を設定します

(2-3) OKボタン押下。

[2/7]に続く


関連エントリ

◆Painter12で下書きからペン入れの方法[1/7]【下準備作業】
Painter12で下書きからペン入れの方法[2/7]【ラフを描く】【カスタムパレットの設定】
Painter12で下書きからペン入れの方法[3/7]【ラフ修正作業(キャンバスサイズの変更)】【ラフ修正作業(画像の変形)】
Painter12で下書きからペン入れの方法[4/7]【ペン入れ用下準備】
Painter12で下書きからペン入れの方法[5/7]【無地テクスチャの作成】
Painter12で下書きからペン入れの方法[6/7]【ペン入れ】
Painter12で下書きからペン入れの方法[7/7]【主線のレイヤー化(線画の抽出)】

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Painterで下書きからペン入れの方法[1/4]

この記事は、Painter11 を含む古いバージョンで有効です

ラフから下書き、その後ペン入れ……という方法は、コミック系イラストを描く人には親しんだ方法です。
Painterでこれらの作業をするための手順を以下に示します。

この記事は『Painter初心者で、どんな操作をして、どんなブラシで書けばいいのか見当もつかない』という人向けのものです。
また、PC初心者を想定して書いていません。

作例はWindows版Painter9.5を使用していますが、Painter8~Painter11までであれば、ほぼ通用します。(参考→Painter11でペン入れしてみた



(追記)当初の予定より内容が長くなったので、目次置いておきます。
◆[1/4]【下準備作業】~【ラフを描く】
[2/4]【ラフ修正作業】
[3/4]【ペン入れ用下準備】~【無地テクスチャの作成】
[4/4]【ペン入れ】~【主線のレイヤー化(線画の抽出)】

下準備作業

ペンタブレットの筆圧感知調整を行います。以下の2通りの方法があります。
(1)タブレットドライバの設定を変更して調整する
(2)Painterのブラシトラッキング機能を使って調整する
これらのうちいずれかを実行してください。

ブレットがIntuos、Intuos2の場合は(1)の方法を、Intuos3以降の機種は(2)の方法をお薦めします。理由は、タブレットドライバの筆圧精度設定が、Intuos3以降かなり大雑把なものになってしまったためです。
(1)タブレットドライバでの方法
(1-1) ワコムタブレットのプロパティを起動します。
スタート→全てのプログラム→Wacom タブレット→ワコムタブレットのプロパティを実行。

(1-2) ペンの設定を行います。
 (1-2-1) ペン先の感触エリアの詳細設定ボタンをクリック。
 (1-2-2) 試し描き、もしくは筆圧感度スライダで、自分にとって一番良い感じの圧力になるようにします。

(1-3) ワコムタブレットのプロパティ画面を閉じる。
(2)ブラシトラッキングでの方法
(2-1) Pianterを起動。編集→環境設定→ブラシトラッキングを実行。

(2-2) ブラシトラッキング上で試し書きする(図1)。(これで、Painterが自動で適切な筆圧を設定します)
ブラシトラッキング画面
〈図1 ブラシトラッキング画面〉

(2-3) OKボタン押下。

ラフを描く

(1) メニューのファイル→新規を実行。好きなキャンバスサイズを入力してOKボタンを押下。
ここでは幅600ピクセル、高さ800ピクセル、解像度150、ペーパーカラー白、ピクチャタイプ画像を選択してます(図2)。
新規ファイルダイアログ
〈図2 新規ファイルダイアログ〉
新規キャンバス(パレット非表示)画面
〈図3 新規キャンバス(パレット非表示)画面〉

(図2の画面で設定する「解像度」についての詳しい説明は「Painterの解像度について」を参考のこと)


(2) 好きな色を選択し、ブラシセレクタ(図4)のエアブラシカテゴリの「先細エアブラシ3」を選択し、キャンバス(図3)に落書き。
ブラシセレクタの先細エアブラシ3画面
〈図4 ブラシセレクタの先細エアブラシ3画面〉

このブラシは、ペンタブレットで軽く描くと細い線が、力を入れて描くと太い線が出るはずです。

ここで筆圧がいまいちだなと思ったら、前述の下準備作業をもう一度行ってください。特に思い通りの「入り」や「抜き」ができるためには、ブラシトラッキング機能の調節が重要です。
場合によっては、タブレットドライバの設定を標準に戻した上で改めて、ブラシトラッキングの設定してもいいと思います。


(3) ラフ描き。
ここではわかりやすいように少し薄い灰色がかった色で描きました。
ラフサンプル画面
〈図5 ラフサンプル画面〉

描いた線を消す場合は、ブラシセレクタ(図4)の消しゴムカテゴリの中から「消しゴム」「ブロック消しゴム10」(または20)あたりを、サイズを変えながら使うと良いと思います。

一気に全消ししたい場合は、メニュー→選択範囲→全て選択(またはショートカットコマンドCtrl + a)のあと、メニュー→編集→消去(またはBackspaceキー押下)


(4) カスタムパレットの設定。
ブラシセレクタ(図4)から、いちいちブラシを選択するのは面倒なので、よく使うブラシや消しゴムブラシをまとめてカスタムパレットに登録しておきます

やり方は、ブラシアイコンをキャンバス側にドラッグ&ドロップするだけです。すると自動で新しいカスタムパレットが作成されます。

一つのカスタムパレットには、複数のブラシやコマンドを登録できます。
追加する場合には、追加したいカスタムパレット上に、ブラシアイコンを同様にドラッグ&ドロップします(図6、図7)。
カスタムパレットへのブラシ追加画面
〈図6 カスタムパレットへのブラシ追加画面〉
カスタムパレットに追加されたブラシ
〈図7 カスタムパレットに追加されたブラシ〉

また、カスタムパレット自体を複数作ることができます。
その際は、先に作ったカスタムパレット以外の場所に、ブラシアイコンをドラッグ&ドロップします。

カスタムパレットの名前は、最初「カスタムパレット1」や「カスタムパレット2」などと名前が付いていますが、メニュー→ウィンドウ→カスタムパレット→オーガナイザの画面の名前変更ボタンで変更できます。(図8)
カスタムパレットのオーガナイザ画面
〈図8 カスタムパレットのオーガナイザ画面〉

[2/4]に続く


関連エントリ
◆Painterで下書きからペン入れの方法[1/4]【下準備作業】~【ラフを描く】
Painterで下書きからペン入れの方法[2/4]【ラフ修正作業】
Painterで下書きからペン入れの方法[3/4]【ペン入れ用下準備】~【無地テクスチャの作成】
Painterで下書きからペン入れの方法[4/4]【ペン入れ】~【主線のレイヤー化(線画の抽出)】

カスタムパレットの操作方法
Painterの解像度について

この作例は、サイト「キタユメ。」のアバウトキタユメ。に書かれている「二次創作について」に基づき、『AXIS POWERS ヘタリア』の登場キャラクター「日本」を描いたものです
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コーレル Painter 2017
コーレル Painter 2017
▲最新バージョン16
(2016/9/2 発売)

コーレル Painter 2017 アップグレード版
コーレル Painter 2017 アップグレード版
過去のフルバージョンユーザーが購入可能なパッケージ。

コーレル Painter 2017 特別優待版
コーレル Painter 2017 特別優待版
▲PainterEssensitalsまたはその他のCOREL製品やPhotoshop、SAI、IllustStudio、ComicStudio、CLIP STUDIO PAINT等のユーザーが購入できるパッケージ。この版のDL販売はなし。

コーレル Painter 2017 アカデミック版
コーレル Painter 2017 アカデミック版
▲学生・教職員・各種専門学校・大学校・図書館司書職員・美術館学芸職員などが購入できるパッケージ。但しアップグレードできない、商用利用できない、譲渡できないという制限がある。この版のDL販売はなし。
詳しくはこちら

Corel Painter 2017 [ダウンロード]
Corel Painter 2017 [ダウンロード]
▲amazonでのDL販売(今バージョンで初)

Corel Painter 2017 アップグレード版 [ダウンロード]
Corel Painter 2017 アップグレード版 [ダウンロード]
▲amazonでのDL販売(今バージョンで初)


Painter 2016
Painter 2016
▲旧バージョン15(2015/9/18 発売)

Painter 2016 アップグレード版
Painter 2016 アップグレード版
Painter7以降のユーザーが購入可能なパッケージ。

Painter 2016 特別優待版
Painter 2016 特別優待版
▲Painter6以前のユーザーやEssensitalsまたはその他のCOREL製品やPhotoshop、SAI、IllustStudio、ComicStudio、CLIP STUDIO PAINT等のユーザーが購入できるパッケージ。この版のDL販売はなし。


Painter 2016 アカデミック版
Painter 2016 アカデミック版
▲学生・教職員・各種専門学校・大学校・図書館司書職員・美術館学芸職員などが購入できるパッケージ。但しアップグレードできない、商用利用できない、譲渡できないという制限がある。この版のDL販売はなし。
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Corel Painter 2015 通常版
Corel Painter 2015 通常版
旧バージョン14(2014/8/29 発売)

Corel Painter 2015 アップグレード版
Corel Painter 2015 アップグレード版
Painter7以降のユーザーが購入可能なパッケージ。

Corel Painter 2015 特別優待版
Corel Painter 2015 特別優待版
▲Painter6以前のユーザーやEssensitalsまたはその他のCOREL製品やPhotoshop、SAI、IllustStudio、ComicStudio、CLIP STUDIO PAINT等のユーザーが購入できるパッケージ。この版のDL販売はなし。

Corel Painter 2015 アカデミック版
Corel Painter 2015 アカデミック版
▲学生・教職員・各種専門学校・大学校・図書館司書職員・美術館学芸職員などが購入できるパッケージ。但しアップグレードできない、商用利用できない、譲渡できないという制限がある。この版のDL販売はなし。
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Painterの備忘録的なアレ