Painterの備忘録的なアレ

Painter 2018 リリース!(2017/06/28)

Painter起動時にメモリを節約する5つの方法[2/2]

1/2]からの続きです。

2. 起動時のテクスチャ画像を減らす

ブラシライブラリと同様に、テクスチャライブラリ内にあるテクスチャの数を減らして、空きメモリ量を増やす方法です。

メニュー→ウィンドウ→テクスチャパネル→ライブラリを実行。
一覧表示されるテクスチャのうち、必要のないテクスチャを選択し、パネルのゴミ箱アイコン(図2-1の赤い丸で囲んだ部分)をクリック。

003_1
〈図2-1 テクスチャライブラリパネル〉

また、テクスチャアイコンを右クリックをするとコンテキストメニュー(図2-2)が表示されます。ここから「テクスチャを削除」を実行しても良いです。

004
〈図2-2 テクスチャライブラリパネルのコンテキストメニュー〉

コンテキストメニューにある「テクスチャを隠す」でも、同様の効果が得られるようですが、削除の方がより確実です。
warning_32q補足1
「テクスチャを隠す」機能はPainter12から搭載されています。

Ver.11以前では、メニュー→ウィンドウ→素材関連パレット→テクスチャを実行。
テクスチャパレット(図2-3)を表示し、メニューボタン(図2-3の赤い丸で囲んだ部分)をクリック。

010
〈図2-3 テクスチャパレット〉

表示されるコマンドメニュー一覧(図2-4)より、テクスチャライブラリの編集(図2-4の赤い丸で囲んだ部分)を実行。

011
〈図2-4 テクスチャパレットのコマンドメニュー一覧〉

表示されたテクスチャライブラリの編集ウィンドウ(図2-5)で、削除するテクスチャのサムネイル画像を選択し、削除ボタンを押下(図2-5の赤い丸で囲んだ部分)。

012
〈図2-5テクスチャライブラリの編集ウィンドウ〉

しかし運用上、Ver.11以前ではテクスチャを削除する前に、一旦、標準のライブラリを別名でコピー保存した上で削除することをお勧めします。理由は、下記補足3を参照のこと。
warning_32q補足2
Painter12から、複数のテクスチャライブラリを読め込めるようになりました。

標準では「テクスチャ」(従来のもの)と「水彩紙」の2つのライブラリを搭載しています。メモリの節約のためには単一ライブラリだけを表示し、複数表示しない方が良いです。
単一ライブラリだけを表示するには、ライブラリメニュー(図2-1の青い丸で囲んだ部分)の「ライブラリ」をクリックし、表示される一覧から、表示したくないライブラリのチェックを外します(図2-3)。

006
〈図2-3テクスチャライブラリ一覧〉
warning_32q補足3
削除した標準搭載のテクスチャについてはライブラリメニュー(図2-1の青い丸で囲んだ部分)の「デフォルトのテクスチャライブラリに戻す」コマンド(図2-4)で復旧できます(Ver.12のみ)。

005
〈図2-4 デフォルトのテクスチャライブラリに戻すコマンド〉

Ver.11以前のPainterでは、Painterの初期化で元に戻せます。
しかし、初期化は改造した部分を全てリセットする事になり復旧が大がかりにります。なので、Ver.11以前ではテクスチャを削除する前に、一旦、標準のライブラリを別名で保存し、バックアップファイルを作った上で削除することをお勧めします。
caution注意
テクスチャライブラリと同様に、他のライブラリ(パターン、グラデーション、etc…)を編集し数を減らすのはお勧めしません。
特に複合ブラシライブラリの場合、各データを削除した後、Painterの再起動をするとファイルの読み込みで異常終了を起こす事が多く(条件不明)、Painterの初期化が必要になる場合が多いです。

3. テクスチャ画像を小さくする

自作のテクスチャ画像を取り込む場合の注意点です。

画像を取り込みは、メニュー→ウィンドウ→テクスチャパネル→テクスチャを実行。
取り込む画像を選択状態にした後、テクスチャのメニューリストの「テクスチャの取り込み」コマンドで行います(図2-5)。

008
〈図2-5 テクスチャの取り込み〉

この時、画像サイズ(縦横のピクセル数)を大きくしないようにします。
公式に、テクスチャ画像の取り込みサイズは最大400ピクセル四方を推奨されていました。
テクスチャ画像の拡大機能を使うならば、繰り返しのあるシームレス画像などでは、更に小さくてもさほど問題はないと思われます。
シームレスでない画像の場合は、そうもいかないので、1500ピクセルなどの画像を取り込むことも可能ですがメモリ容量を圧迫するのは間違いないです。

前述した項番2のテクスチャ画像を減らす方法と併用し、調整しつつ運用してください。
また、Ver.12.2で新搭載されたフローマップ画像についても同様です。

4. ブラシ画像を小さくする

ブラシコントロールパネルの「一般」にある「描点の種類」が「取り込み」の場合、ブラシの画像サイズが大きいものは、ブラシの動作も非常に重く、古いPCでは運用に耐えられません。

メニュー→ウィンドウ→ブラシコントロールパレット→一般をクリック。
描点の種類は、一般パネルで確認することができます(図2-6)。

004
〈図2-6 描点の種類〉

例えば、標準で搭載されているリアル水彩カテゴリのフラクタル系ブラシ(複数)は、各画像サイズが1500ピクセル超えています。
逆に古くからある軽いチョークブラシなどは、画像サイズが100ピクセル以下のものが多いです。

PainterではPhotoshopと同様の感覚で大きな画像を取りこんでも、あまり効果的となるものは少ないです。画像取り込みでカスタムブラシを作る場合は、前述した項番1のブラシバリアント数を減らす方法と併せて調整しつつ作ると良いです。

5. 起動時のUndo確保領域を減らす

以前の記事「Painterを快適に使う12の方法」で記述した項番3と同じです。
メニュー→編集→環境設定→パフォーマンスで「取り消しできる処理の数」の項目(図2-7の赤い丸で囲んだ部分)を標準の値32から減らします。

007
〈図2-7 取り消しできる処理の数〉

取り消し回数を多く設定すれば、起動時に取り消し用に使うメモリ領域を沢山確保します。逆に回数を減らせば確保量が減り、メモリの空き容量が増えます。
Painter12では、取り消し回数を最大256まで設定できるようになりました。しかし、実用との兼合いで、古いPC環境では回数の値を5程度にすることをお勧めします。


関連エントリー
Painter起動時にメモリを節約する5つの方法[1/2]
◆Painter起動時にメモリを節約する5つの方法[2/2]
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Painter起動時にメモリを節約する5つの方法[1/2]

ソフトウェアとしてのPainterは、メモリの使い方が上手ではありません。
そのため、少し負荷のかかる処理をさせると強制終了することが多いです。

なので、Painter起動時に確保するメモリ量を減らし、結果増えた空き容量を実際の描画処理にまわす(節約)ための方法を列挙します。
(乾いた雑巾を、更にしぼる様な節約法なので、物理メモリ量が潤沢な環境では、特に恩恵はないです。古いPCでPainterを動作させたい時は、参考になると思います。)

1. 起動時のブラシバリアント数を減らす

Painter12をインストール直後の状態ではブラシライブラリとして「Painterのブラシ」が選択されています。
Painterの起動時には、これらのライブラリ内にある全てのカテゴリ、そしてその配下にある全ブラシバリアント(600種以上)がメモリ上に読み込まれている事になります。つまり、600種以上のブラシ情報で、メモリを占有しているのです。

これを、起動時に読み込むブラシバリアントの数を減らして(=メモリ上に読み込む情報量を減らして)、メモリの空き容量を増やします。

極端な話、自分が使うブラシバリアントが1つだけなら、そしてその1つのバリアントのみをメモリ上に読み込むようにすれば、自由に使うメモリ量が増える訳です。
これを実現する方法は、以下の二通りあります。
(1-1)カテゴリ・バリアントを隠す方法
Painterでのブラシの格納は、
ブラシライブラリ→ブラシカテゴリ(複数)→ブラシバリアント(複数)
となっています(図1-1)。
ブラシ一覧パネル
〈図1-1 ブラシ関係図〉

ライブラリ(親)の中にカテゴリ(子)が複数存在し、更にその下にバリアント(孫)が複数存在しているのです。

ブラシセレクタの三角表示部分(図1-2の赤い丸で囲んだ部分)をクリックすると、ブラシ一覧が表示されます。

ブラシセレクタ
〈図1-2 ブラシセレクタ〉

一覧で表示された各カテゴリ、または各ブラシバリアントを選択し、右クリックをすると、「カテゴリを隠す」コマンド(図1-3)や、「バリアントを隠す」コマンド(図1-4)が表示されます。

カテゴリを隠す
〈図1-3 カテゴリを隠すコマンド〉

バリアントを隠す
〈図1-4 バリアントを隠すコマンド〉

これらのコマンドを実行すると、ブラシ一覧から消え表示されなくなります。そして、次回起動時からは、隠したブラシカテゴリ配下のバリアントや、個別に隠した各バリアントは読み込まれなくなります。
warning_32q補足1
ブラシカテゴリ・ブラシバリアントを隠して編集する機能はVer.10以降に搭載されています。
PainterX(10)とPainter11では、メニュー→ウィンドウ→作業領域→作業領域をカスタマイズを実行することで出現する作業領域をカスタマイズ画面(図1-5)で実現できます。

009
〈図1-5 Painter11の作業領域をカスタマイズ画面〉

各カテゴリや各バリアント名の右側にある目アイコンをクリックし、これが目を閉じると隠れたという意味です。

それ以前のバージョンのPainterでは、次の「専用ライブラリを作る」方法で実現できます。
warning_32q補足2
Painterは、ソフトウエアの再起動を早くするためにキャッシュ処理をしているようなので、確実な再読み込みためには、PCの再起動を行った方がいいです。

(1-2)専用ブラシライブラリを作る方法
Ver.9.5以前の古いバージョンでも有効な方法です。
よく使うブラシバリアントを選び出したカスタムライブラリを作って、それを起動時に読み込むようにします。経験則上は、こちらの方法をお勧めします。

Painterは、起動時には前回終了時のライブラリを読み込むので、専用のカスタムライブラリの状態で終了させればいいです。(よく使うバリアントが入ったライブラリのはずなので、運用上も、そのまま終了することが多いと思います)

ブラシライブラリを作るのは、一般的なエクスプローラ上でのファイル操作(コピー&ペースト)で行います。

以下、公式で配布されているPainter12ユーザーガイド(P.164)より

Corel Painter バージョン 7 以降では、各ブラシバリアントは XML 形式のファイルで、ブラシライブラリ内のブラシカテゴリ フォルダに保存されています。 バージョン 7 以降で作成したブラシライブラリを Corel Painter 12 で使用するには、ライブラリをCorel\Painter 12\Brushes フォルダにコピーします。ファイルをコピーすると、[ ブラシライブラリ ] パネルまたは [ ブラシ ] メニューを使用してファイルにアクセスできるようになります。

[Brushes] フォルダに入っていないブラシライブラリは、Corel Painter には存在が認識されず、読み込み対象のリストにも表示されません。ブラシライブラリのフォルダ構造は、デフォルトの [Painter Brushes] ライブラリ フォルダ (Corel\Painter 12\Brushes\ ライブラリ フォルダ名 \ カテゴリ フォルダ名 \ バリアント ファイル名 .xml) と同じ構造である必要があります。コピーするブラシバリアントの数が少ない場合でも、正しいフォルダ構造に従って、ブラシライブラリに追加してください。デフォルトのライブラリ フォルダ構造について詳しくは、「ブラシライブラリを作成 / 削除する」 (161 ページ ) を参照してください。
(※ 太字はBlog管理者による)

フォルダ構造やペーストした場所が違うと、Painterはブラシライブラリと認識しないので、慣れてない人は、この部分は特に注意してください。

Windowsでは標準インストールで
C:\Program Files\Corel\Painter12\Brushes
の配下に入っています(図1-6)。

001
〈図1-6 インストールフォルダのBrushesの内容〉

また、カテゴリフォルダのアイコン画像(jpeg)も忘れずコピーしてください。アイコン画像のファイル名は、カテゴリ名と全く同じもの+jpg拡張子でなければいけません(図1-7)。

002
〈図1-7 ライブラリの内容〉

→[2/2]へ


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