Painterの備忘録的なアレ

Painter 2018 リリース!(2017/06/28)

PainterX3の試用版を試してみた

標準ブラシライブラリでの描画
〈図1 X3の標準ブラシライブラリでのサンプル描画(主にリアル水彩)〉

Painter X3 (Ver.13。読み方は「エックススリー」)が発売され、その試用版が出てたのでダウンロードして使ってみた。
今までの日本語版Painterの発売は、英語版の2~4ヶ月遅れて、というのが普通であったが、今回のX3は英語版と同時発売になった。

ちなみに 2013/7/23 付けで発売されたのはダウンロード(DL)販売の通常版・アップグレード版のみ。
アカデミック版については準備中となっている。

パッケージ版については 2013/8/9 に発売とのことだが、Amazonを見ると、通常版・アップグレード版・特別優待版のみで、アカデミック版の取り扱いが現状まだない。今後準備されるかもしれない。アカデミック版も販売された。しかし以前と異なり、アカデミック版のDL販売がなくなっている。(2013/08/09)

X3の新機能については、公式サイトを参照のこと。

今回(ざっと試用してみて)率直な意見を言うと、12.2SP1からX3にアップグレードに3万円の価値があるのか?といえば、それは疑問に思う。
USドルでも$229なので現在のレートで2万2900円ということだが、これでも高い。

機能だけでみれば、バージョン12.5と言ってもいいくらいの地味な改良。
新機能は地味だが、ソフトウエアのパフォーマンスが劇的に改良しているというならば(Mac版はメモリ管理強化とうたっているがWin版には言及なし)、あるいはアップグレードに1万円、なら考える余地があるが、3万円を払うかと言われれば「No」と言う。

アップグレード対象は11と12のユーザだが、11のユーザならまだ恩恵があるかもしれない。また初めてPainterに触れるというのであれば、この限りではない。
しかしその恩恵にあずかるためには、64bitOS・ハイクラスCPU・潤沢なメモリ量が必須のため、ハードウェアに投資が必要になるだろう。

サンプル画像の様な、アナログ画材(透明水彩)っぽい表現をコンピュータで「描く」ならば、現状やはりPainterしかない。サンプル画像のようなものを「作る」のならばPhotoshopでも簡単である。

以上をふまえた上で、あえてサポート外のwindowsXP(3GスイッチON)に32bit版のPainterX3を試用してみた。
(当然、パフォーマンスについて、過去バージョンとの比較参考にはするが重点項目に入れていない)
以下その感想。また気がついた時に追加していく。

11を使ったときの感想はこちら
12を使ったときの感想はこちら



  1. 起動時間が12より更に長くなった。32bitOSでとれる最大のメモリを割り当てても、スプラッシュ表示に20秒、起動するまでに1分以上かかる。ただし起動したあとに動作のもたつきは少ない。また読み込むブラシバリアントの数を少なくすると起動時間をかなり短縮できる。
    →参照:Painter起動時にメモリを節約する5つの方法[1/2]
  2. Ver.11で失われた複数レイヤーを同時に変形する機能が復活した。以前のようにレイヤーのグループ化→グループ毎変形ではなく、レイヤーを複数選択→変形とPhotoshopに準拠した変形になった。
  3. ストロークプレビューは初心者向け機能(ヘビーユーザには特に恩恵なし)。デジタル水彩などの乗算表示しか有効でない特殊なブラシバリアントや、インパスト機能等3D表現をもったブラシバリアントをブラシ選択時にひと目でわかるように視覚化している
  4. 詳細ブラシコントロールと日本語訳されているが、実際は簡易ブラシコントロール。ブラシ改造に慣れていない人に対し、アプローチしやすくした機能で、Painterにある膨大なブラシパラメーターから変更頻度の高いものを抽出し見やすくしている。
    なので、使い方によるが、必要なパラメータが隠れてしまう場合もあるのでそういうユーザには旧来のブラシコントロールを使うことになる。
    機能的には旧来のブラシコントロールの方がむしろ「詳細ブラシコントロール」機能になっている
  5. Ver.12までのブラシコントロールの「一般」の項目が「一般」「不透明度」「テクスチャ」「ストローク属性」に分割された。「サイズ」は「サイズ」「描点ブレビュー」「描点タイプ」に、また「間隔」も「間隔」と「スムージング」に分割されている
  6. クローン元画像を、簡単に別ウィンドウで呼び出し表示できるようになった
  7. 参照イメージ機能によりPhotoshopにおける新規ウィンドウと同等の機能がついた。また参照画像にはスポイトツールが付属しているので参照画像から色を拾うことが容易になっている
  8. カラーミキサーは、世界のPainterのパワーユーザからパレット画像を提供してもらい標準で同梱しているというもの。標準搭載なので間違って変更しても、初期化することが可能
  9. 遠近ガイドは以前のものよりは使えるが、プリセットで搭載されているのが、一点透視・二点透視・三点透視(消失点上と消失点下)の計4通り。あとは自分で作成して登録するというもの。
  10. 構図ツールと同じで、遠近ガイド付きでテンプレートとして保存可能。
  11. 遠近ツールで、ガイド線に沿って線を引く機能は、そのまま表示されているガイド線をなぞらない。任意の点から消失点に向かってペンを動かせば、透視図法にのっとった線が引けるというもので、そこそこ自由度がある。
  12. ブラシライブラリはVer.11、Ver.12とX3の標準のものが用意されていた。
  13. 12.2SP1で仕様変更を確認していたナビゲーションフレーム(赤枠)の挙動がおかしいまま修正されていない。ナビゲーションパネルの右クリック(もしくはナビゲーションのメニュー)ででてくる「ナビゲーションフレーム」のチェックを外した状態でPainterを再起動すると、その設定を保持したままだが、その状態ではナビゲーションパネル内のドラッグ移動が出来ない。一旦ナビゲーションフレームを表示し、その後再び「ナビゲーションフレーム」のチェックを外すとドラッグ移動ができるようになる
  14. 旧来の「ジッター」は「ストロークのジッター」に変更された。それに伴い、プロパティバーに存在する「ジッター」も「ストロークのジッター」に表記変更している。
  15. バリアントの不透明度、サイズ、テクスチャの反映、角度にそれぞれにジッターのパラメータが追加された。これら追加されたジッターにはサブ項目として「表現設定」(筆圧、傾き、速度等)が設定できる。これにより従来は「描点の種類」が、「円形」や「取り込み画像」の描線の軌跡のみに反映されていたジッター(ゆらぎ)が、不透明度やサイズなどに広がるようになった
  • Comment(0)
  • TB(0)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加 00:16 | Edit

【期間限定】カスタムブラシ配布【終了】

嘘から出た真、ってことで、前回期間限定で配布した「ミギーさん風の透明水彩ブラシ群」を更に微調整して、新規ブラシも加えたカスタムブラシカテゴリを、エイプリルフール企画として1日限定で配布します。

※ 終了しました。


一応今回から、ベータ名称は外しておきます。
これ以上は大規模なチューニングをしないだろうってことで。

(元を正せば、去年のエイプリルフールにTwitterの呟きで、「カスタムブラシ配布するよー」と、嘘をついたっていうのが、この配布の始まりなのです)

Painter12.2↑専用。ブラシカテゴリとして配布してます。
以下のブラシバリアントを含んでいます。

20130401


一部既存の標準ブラシと同名のブラシがありますが、少しだけ改造しています。
ほとんど新水彩、リアル水彩、フローマップ付リアル水彩、という組み合わせなのでCPUをぎゅんぎゅん酷使します。
Painter12.2の(ユーザおよびPC自体に対する)じゃじゃ馬っぷりを堪能できる、ドS仕様です。

ただし
  • 円形フラットウォッシュ
  • 筆ペン
  • リアルコンテ(ハード)
あたりは、負荷の少ないやさしいブラシバリアントに設定していますので、古いPCでもさくさく動くと思います。
一応XPでも確認していますが、ドSバリアントも、効果完了待ち時間1分とか耐えられる人なら使いこなせると思います。

リアルコンテ(ハード)は、インティオスのペンタブレットでミギーさんの線画の雰囲気をだせるようにチューニングしてます。


もともとはイラストレーターのミギーさんの画風を再現するということを念頭においていましたが、ブラシのカスタムメイクに熱中し、いわさきちひろさんあたりの画風も射程範囲に入っています。
当初の目的とは、ずれたものになりました。
しかし、Painterのブラシ改造においては、大変よくあることです。


基本的な注意点は前回と一緒です。
描画結果は、およそ印刷精度で200 dpi程度に想定してます。
推奨テクスチャは、ベーシックペーパー/砂目パステル/フランス水彩紙あたりです。
フローマップとして、以前、私が配布してたテクスチャを使ってもそれっぽい雰囲気を出しやすいと思います。

これらの中で、やや癖の強いバリアントが「画像フラットウォッシュ」です。
これは1ストローク目は普通のまだらのフラットウォッシュになりますが、上から2ストローク目を行うと、いわゆる塩を使った効果になります。
これは前回配布してません。

あとはトライアンドエラーで宜しくです。

説明は以上です。下記「DownLoad」から入手できます。

DownLoad
【pass】Painter122

追加説明。長い。











※ メルト液量マップを2回言ってますが、「ノイズ液量マップの境界」「メルト液量マップ」「水彩液量マップの境界」の誤りです。以下も同じ。





  • Comment(0)
  • TB(0)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加 00:00 | Edit

Painter12のサンプル作品10

舌の根の乾かぬそばから水彩ブラシの改造をする。

reoreoni

所謂、レオ・レオニ的なアレでそれ。

【Amazon.co.jp】
スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし
スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし

ただ海草表現は、むしろこちらの方が近いかも。

【Amazon.co.jp】
うらしまたろう (いわさきちひろの絵本)
うらしまたろう (いわさきちひろの絵本)

ただひとつ言えるのは、こういうブラシバリアントは日本では殆ど需要がないということだ。
なんていうか日本はやっぱ文化的に漫画絵の方が需要大きいので。

以前放出した逆流ブラシの「演算しました」感を払拭したかったので、改造したブラシバリアント。
タイミングが合うなら、4/1に、以前の改造ブラシに追加して、ブラシの放出を行うかもしれない。

  • Comment(0)
  • TB(0)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加 00:03 | Edit

Painter12のサンプル作品8

ひとみ


Painter12.2制作。ただしフローマップ機能は使っていない。
これも、以前期間限定で配布したカスタムブラシを更に改造したブラシで描いた。以前に比べるとある程度までもっていけるのにかかる時間が少なくなり、アナログ透明水彩と同じ程度での制作時間となってきた。
(多分、工程への慣れ。特に色選択への迷いが少なくなってる)


ひとみ(下書き)


下書きは原寸。
これはPainter12.2の「リアルコンテ(ハード)」で描いてはいるが、タブレットが初代FAVO(BAMBOOの旧型のさらに旧型)を使用。
つまり、筆圧感知機能しかなく、傾きやベアリング情報をばっさり無視した状態で描写しているものである。
やはり、Painterの表現力は格段に落ちるなと思った次第。
参考→Painter11を使う上で、ペンタブレットの選び方と注意点
  • Comment(0)
  • TB(0)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加 18:33 | Edit

Painter12のサンプル作品7

kuro_rin_001_1_004

Painter12のサンプル作品1」のPainter12.2でのリライト作品。

以前のものは、Painter12やPainter12.1で描いてたものなので、それに比べると、表現は随分透明水彩という画材に近づいてきたように思う。

また、この作品は、一週間期間限定で配布したカスタムブラシを作りつつ製作したものである。
  • Comment(0)
  • TB(0)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加 21:33 | Edit
記事検索
タグクラウド
Gallery
  • 新バージョンPainter 2017 発売
  • PainterとCLIP STUDIO PAINTを比べる(その4)
  • PainterとCLIP STUDIO PAINTを比べる(その4)
  • PainterとCLIP STUDIO PAINTを比べる(その4)
  • Painter2016で下書きからペン入れの方法[7/7]
  • Painter2016で下書きからペン入れの方法[7/7]
  • Painter6以前の旧水彩
  • PainterとCLIP STUDIO PAINTを比べる(その3)
  • PainterとCLIP STUDIO PAINTを比べる(その3)
  • PainterとCLIP STUDIO PAINTを比べる(その3)
  • PainterとCLIP STUDIO PAINTを比べる(その2)
  • PainterとCLIP STUDIO PAINTを比べる
  • PainterとCLIP STUDIO PAINTを比べる
  • Painter12のサンプル作品14
  • Painter12のサンプル作品13
  • PainterX3の試用版を試してみた
  • Painter12のサンプル作品12
  • Painter12のサンプル作品10
  • Painter12のサンプル作品9
  • Painter12のサンプル作品8
  • Painter12のサンプル作品7
  • Painter12のサンプル作品6
  • Painter12のサンプル作品5
  • Painter12のサンプル作品4
Amazon.co.jp

コーレル Painter 2017
コーレル Painter 2017
▲最新バージョン16
(2016/9/2 発売)

コーレル Painter 2017 アップグレード版
コーレル Painter 2017 アップグレード版
過去のフルバージョンユーザーが購入可能なパッケージ。

コーレル Painter 2017 特別優待版
コーレル Painter 2017 特別優待版
▲PainterEssensitalsまたはその他のCOREL製品やPhotoshop、SAI、IllustStudio、ComicStudio、CLIP STUDIO PAINT等のユーザーが購入できるパッケージ。この版のDL販売はなし。

コーレル Painter 2017 アカデミック版
コーレル Painter 2017 アカデミック版
▲学生・教職員・各種専門学校・大学校・図書館司書職員・美術館学芸職員などが購入できるパッケージ。但しアップグレードできない、商用利用できない、譲渡できないという制限がある。この版のDL販売はなし。
詳しくはこちら

Corel Painter 2017 [ダウンロード]
Corel Painter 2017 [ダウンロード]
▲amazonでのDL販売(今バージョンで初)

Corel Painter 2017 アップグレード版 [ダウンロード]
Corel Painter 2017 アップグレード版 [ダウンロード]
▲amazonでのDL販売(今バージョンで初)


Painter 2016
Painter 2016
▲旧バージョン15(2015/9/18 発売)

Painter 2016 アップグレード版
Painter 2016 アップグレード版
Painter7以降のユーザーが購入可能なパッケージ。

Painter 2016 特別優待版
Painter 2016 特別優待版
▲Painter6以前のユーザーやEssensitalsまたはその他のCOREL製品やPhotoshop、SAI、IllustStudio、ComicStudio、CLIP STUDIO PAINT等のユーザーが購入できるパッケージ。この版のDL販売はなし。


Painter 2016 アカデミック版
Painter 2016 アカデミック版
▲学生・教職員・各種専門学校・大学校・図書館司書職員・美術館学芸職員などが購入できるパッケージ。但しアップグレードできない、商用利用できない、譲渡できないという制限がある。この版のDL販売はなし。
詳しくはこちら

Corel Painter 2015 通常版
Corel Painter 2015 通常版
旧バージョン14(2014/8/29 発売)

Corel Painter 2015 アップグレード版
Corel Painter 2015 アップグレード版
Painter7以降のユーザーが購入可能なパッケージ。

Corel Painter 2015 特別優待版
Corel Painter 2015 特別優待版
▲Painter6以前のユーザーやEssensitalsまたはその他のCOREL製品やPhotoshop、SAI、IllustStudio、ComicStudio、CLIP STUDIO PAINT等のユーザーが購入できるパッケージ。この版のDL販売はなし。

Corel Painter 2015 アカデミック版
Corel Painter 2015 アカデミック版
▲学生・教職員・各種専門学校・大学校・図書館司書職員・美術館学芸職員などが購入できるパッケージ。但しアップグレードできない、商用利用できない、譲渡できないという制限がある。この版のDL販売はなし。
詳しくはこちら
Painterの備忘録的なアレ