Painterの備忘録的なアレ

Painter 2018 リリース!(2017/06/28)

PainterとCLIP STUDIO PAINTを比べる(その4)

Painterの苦手な表現を、セルシス社のペイントソフト「CLIP STUDIO PAINT」で行う試みをしています。
また、Painterの特徴ともいえる水彩表現を簡単に、それでいて直感的に行えないかも考えブラシカスタムしているところです。

以下、実際の工程の記録。

karasuno20160105
【使用ツール】Painter 2016

色分けこそしていますが、レイヤーは使わず、全てをキャンバスに殴り書きです。



karasuno20160105_1
【使用ツール】CLIP STUDIO PAINT

ベクターレイヤーで主線のクリンナップ。
一発描きするなら、Painter 2016でもよかったのですが、今回は以下の作業軽減を実感してみたかったのもあり、CLIP STUDIO PAINTを用いました。
(Painter 2016でpsd保存し、CLIP STUDIO PAINTに渡しています)



karasuno20160105_10
【使用ツール】Painter 2016

着色を、CLIP STUDIO PAINTでやるかPainter 2016でやるか迷って、その際に試しにPainter 2016で塗ったもの。
結局、主線がしっかりしているので、かっちり塗った方が統一性がとれると判断し、今回はCLIP STUDIO PAINTで着色。



karasuno20160105_3
【使用ツール】CLIP STUDIO PAINT

CLIP STUDIO PAINTである程度塗りを進めた状態。


karasuno20160105_4_2

【使用ツール】CLIP STUDIO PAINT,PhotoshopCS6

PhotoshopCS6は、背景の模様。
こういうのを見栄え良く編集できるデザイン力が欲しいところです。(自評)




改めて見直すと、とんでもないミスに気がついた。









皆さんは、おわかり頂けただろううか











karasuno20160105_4_2






karasuno20160105_4_2







karasuno20160105_4_3


ツッキーの下半身……(澤村さんも……微妙)


ちなみに、この絵は、雑誌掲載時の白鳥沢戦決着に際して描いたものです(下記21巻に収録)。

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PainterとCLIP STUDIO PAINTを比べる(その3)

CharakoさんがX3用のブラシを配布されています。


これを早速使いつつ、以前、期間限定で公開したカスタムブラシ(現在は非公開)を元に、CLIP STUDIO PAINTで描いた線画をPainterで塗ってみた。

tetsuya2_003

これはPainter12から搭載されたリアル水彩を用いている。
現時点で一般的に認識される、CGの水彩風とは異なっている、と認識している。

いうなればアナログ画材の透明水彩風なのだが、にしては色むらが大き過ぎた。
ちなみに、前回の記事の塗りは旧来型(14~5年前のPainterでも可能な)Painterの塗りを再現しようとしているもの。

それをプリンタで印刷、トレスダウンし透明水彩で塗ったのがこちら。紙が画用紙(ポストカードサイズ)だった為、あらかじめサイジング処理をしていた。
20140324

もう一つ、CLIP STUDIO PAINTのブラシを水彩表現に特化した改造をして、色を塗ったのがこちら。
tetsuya4

デフォルトで準備されているブラシやClipで公開されているブラシをさらに改造した。
そもそも使い方(思考や工程)を区別すべきなのだろうが、CLIP STUDIO PAINTは、ねっとりとしたバター系の塗り心地に収斂されていく感触がある。

最後にPhotoshopCS6のブラシを水彩表現に特化した改造をして、色を塗ったのがこちら。
tetsuya2ps
一番ポジな描き方をして完成したのはPhotoshop。
タッチが一番さわやかになった。

少し前に、Twitterにこういう呟きを投稿した。


Twitterというか、時代性なのだろうが、定期的にデジタル絵が、アナログ絵が、という論争が起きてる印象をうける。

「デジタル絵は手抜き」アナログ至上主義絵描きの多亜子氏の発言まとめ

個人的にはどっちもやってみればいいと思うし、時間や空間的制約があるなら、有利なほうを選べばいいと思う。
Painterは、各種グラフィックソフトウエアの中でも、アナログ画材の使い心地に最も近いソフトウエアだと思うが。

例えば、

などで紹介されている洗い出し技法などは、Painterのリアル水彩で容易に可能だし、それ以前の新水彩でもそれなりに可能だったりする。
(ただし、リアル水彩に比べると、新水彩での洗い出しはかなり見劣りする)
Painterが難しいと言われることが多くなったのは、アナログ画材の経験がある事が前提に設計されたソフトウエアという側面が大きい。だから、そういう意味でも過渡的なソフトウエアなので、日本でユーザが少なくなる一つの要因になっていると思う。

まぁ、ユーザが目に見えて減ったのはそれ以外の要因が大きいからであろうが。

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PainterとCLIP STUDIO PAINTを比べる(その2)

CLIP STUDIO PAINT(通称「クリスタ」)を使って、描画結果が「Painter風」に描けないかと試行錯誤していた。
ほぼ同じ感じにすることはできたが、作業工程が増え、Painter風に描く(塗る)なら、Painterが一番てっとり早いということが分かった。(※ あくまで個人の感想)

クリスタ使用
〈図1 クリスタでPainter風作例(ブラシカスタム済)〉

線画および塗りも含めて、全てCLIP STUDIO PAINTで描いた。

ただ線画の場合、鉛筆風やパステル(チョーク)風などは、Painterとさほど違和感を覚えない。
というか、描点を取り込んでブラシにする機能を持つペイントソフトだと、ほぼ再現可能な表現なので、個人的にはそこは評価対象にしない。

hitomi

〈図2 FireAlpacaで色鉛筆風作例(ブラシカスタム済)〉



話は変わって、5年前、Pixivにこういった企画があった。


当時、技術解釈的に参加したのが以下。
塗り方練習

ちなみに使用ツールはこのうようになっていた。
塗り方練習2

PhotoshopはCS3だったし、Painterも9.5か11かという感じだったと思う。

これらの塗り比べのうち、水彩塗り以外は、機能的にクリスタで再現可能の手応えを得た。特に黒一色はトーン表現を含めて、CLIP STUDIO PAINTの方が有利と思う。

また水彩塗りについては、リアル水彩を搭載したPainterの現バージョンだと、もっと違う結果に出来るだろうと思う。
あと、アニメ塗りの解釈が2000年くらいのもので古い。現在の潮流ではもっとカジュアルな塗りになっていると思う。
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PainterとCLIP STUDIO PAINTを比べる

  • 2013年11月24日
最近、セルシス社のペイントソフト「CLIP STUDIO PAINT」を試しています。
起動後にまず、環境設定をチェックし、調整するのはどの画像系ソフトウエアでも当たり前ですが、それ以外はインストール標準状態で、とりあえず2時間で描いたものが以下です。
新規キャンバス
原寸はこの2倍の大きさです(1378*2039 pix 掲載画は50%縮小したもの)。

同じサイズで同じような系統の絵をPainterで描こうとすると、Painterの熟練度によりますが、4.5時間から5時間はかかると思います。
これは最新のバージョンであるX3であってもVer.6であっても変わらないと、個人的に思います。


では、Painterで2時間で描ける絵は? というと、こういう感じのものになります。
Painter製作物
こちらは原寸です(500*500)。

実際には作業効率やソフトウエアの熟練度、絵柄タッチへの慣れ等、複数の因子が影響しますが、感覚的に大きなズレはないかと思います。

CLIP STUDIO PAINTを使用して思ったのは、主線のある漫画絵の製作に関して、「製作過程で発生する作業部分の効率を上げる」というのをソフトウエアの開発ポリシーにしてるのかな、と思いました。
漫画絵を描くにあたってはPhotoshopよりも上で、Painterよりも数段上にあると思います。

おまけ
CLIP STUDIO PAINTで描いた画像に、色むらプラグインで色にゆらぎを出し、Photoshopの輪郭抽出フィルターで輪郭強調。
加工処理でざっくり透明水彩調にしたものがこちら。
フィルター加工
細部の手抜き感があるが、これで+30分で、効果的とみるかCGっぽいとみるか。

個人的にはPhotoshopの輪郭強調もSAIの水彩境界もCGとしての透明水彩っぽい表現であり、端的にいって「わざとらしい」感じがあるのであまり好きではない。同様にPainterのデジタル水彩の水彩境界も。
そういう記号的表現を分かった上で楽しむ等の別の意図があれば別なのだが。
Photoshopは「水彩(フィルター演算)」、Painterは「水彩(物理演算)」という感じなのかも。
水彩風表現は、個人的感覚では、「不気味の谷」に陥りやすいと思う。

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