この手法では、主線のペン入れが終わった後、つまり色を塗る前に下準備として、パーツ分けした下地レイヤーを制作する必要があります。
この方法の一つが、以前記事に書いた「チャンネル(マスク)を使った着色下地の作り方」なのですが、今回は主線レイヤーからマジックワンドツール(自動選択機能)を使った下地レイヤーの作成方法を説明します。
今回も、線画が主線レイヤーとして既に作られている状態から始めます(図1-1、図1-2)。

〈図1-1 主線レイヤーに描かれた絵(白い部分は透明)〉

〈図1-2 現在のレイヤー構成〉
なお、主線レイヤーの作り方は、Painterで下書きからペン入れの方法[4/4]を参考にしてください。
マジックワンドの使い方
(1) ツールボックスのマジックワンドツール(図1-3の赤い丸で囲んだ部分)をクリック。カーソルがマジックワンドのアイコンに変化します。

〈図1-3 ツールボックス内のマジックワンドツール〉
(2) 顔の部分をクリック(図1-4)。

〈図1-4 クリック箇所〉
顔面部分の領域を選択するためなので、顔の中央をクリックしました。するとクリックした箇所から地続きの部分が、選択された状態になります(図1-5)。
なお、図1-5で見られる点滅する線のことを、Painterでは「選択マーカー」といいます。

〈図1-5 地続きの領域が選択された状態〉
現在選択されている範囲が分かりやすいように、領域を任意の色で塗り潰すと図1-6になります。(見やすくするために行っているだけで、実際の作業では必要ありません)

〈図1-6 選択範囲を着色した状態〉
これは、マジックワンドのプロパティ値が標準のままで実行した結果です。
プロパティの「許容値」を標準値の32から87に変更して(図1-7の赤い丸で囲んだ部分)、(2)と同様の操作を行うと、実行結果が変わります(図1-8)。
〈図1-7 マジックワンドのプロパティ(許容値変更後)〉

〈図1-8 許容値を変更した実行結果(左・選択状態、右・選択範囲を着色した状態)〉
比較すると分かる様に、許容値を大きくするとクリックしたポイントとの地続き判定が甘くなり、結果、広い領域を選択する様になります。逆に値を0に近づけると判定が厳しくなり、選択される領域が狭まる様になります。
望む領域に近い範囲を自動選択するためには、許容値を適宜変更し調整して実行するようにしてください。描かれた線画の画風によって適正値がかなり変わってしまうからです。
余り値を大きくすると、意図しない領域まで選択してしまいます(図1-9)。

〈図1-9 許容値120で実行した結果〉
領域選択をやり直す場合は、
- Ctrl+Z(やり直し)
- Ctrl+D(選択解除)
- メニュー→選択→選択解除実行
→[2/2]に続く
関連エントリ
◆Painterでの選択範囲と着色下地の作り方[1/2]
◇Painterでの選択範囲と着色下地の作り方[2/2]
・便利な「グループコンテンツの選択」機能
- Painterで下書きからペン入れの方法[1/4]【下準備作業】~【ラフを描く】
- Painterで下書きからペン入れの方法[2/4]【ラフ修正作業】
- Painterで下書きからペン入れの方法[3/4]【ペン入れ用下準備】~【無地テクスチャの作成】
- Painterで下書きからペン入れの方法[4/4]【ペン入れ】~【主線のレイヤー化(線画の抽出)】












![Painter2016で下書きからペン入れの方法[7/7]](https://resize.blogsys.jp/9cb314c14cb7a35e6d1996266c8d79e003f62cf1/crop1/120x120_ffffff/http://livedoor.blogimg.jp/hkml0734/imgs/e/f/efd43453-s.gif)
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