画像の目的がWEB用(72dpi)か印刷用かで、スクリーントーン表現(網点化)のやりかたが違うのは分かるのだけど、厳密な計算式を出せないのでこんな感じになりましたメモ。
まず元画像はこれ。

この画像は、こんな感じでキャンバスに主線、レイヤー1に青い影を入れている。
青なのはカラーセットから適当に選択したもので、あまり深い意味はない。

主線は毎度おなじみのスクラッチボード。
青い影は『Painterでのクリッピングマスク的な塗り方[1/2]』で紹介した下地べた塗りブラシです。
PainterFunさんの過去ログ『モノクロ 2 値化のいろいろ』と『マンガ原稿のスクリーントーンと二値化』を参考にして目分量で適当に作ったトーン表現。
青のレイヤーを透明度保護して、ハーフトーンテクスチャを指定し、「スクリーンの適用」を実行したもの。

WEB画像原寸での表現ならこれでも十分なのだけど、スクリーンの適用を利用した場合の印刷解像度での計算方法についてが現状よく分からない。
ハーフトーンテクスチャ側の数値と、画像ピクセル数の計算式の算出手順がまだ明確にだせてないのが課題。
他にも「テクスチャの表現」を実行して、ハーフトーンテクスチャを表現したもの。
こちらは、印刷精度が悪くトーンがにじんだ(太った)感じの表現になった。

ここまではPainterに標準搭載されている機能を使ってたのでMacの環境でもできること。
もう一つ、別の方法として猫魚さんでフリー配布されているPhotoshopのハーフトーン化プラグイン(Win用)をPainterに導入して、網点化する方法。
そのために青い影を90%明度のグレーに変更したものが以下。

このグレーで塗っているレイヤーを透明度保護して、プラグイン実行。線数18.0 角度45

このプラグインは印刷前提のため、一辺のピクセル数が少ないWEB用の小さな画像は、ドットが潰れてしまう。
18線という数値は72dpiのWEB画像の25%の線数ということで算出したもの。
600dpiや1200dpiなら、このプラグインでトーン処理をやった方が算出の手間がないので簡単。ただ、Painterはグレースケールや二値をデータとして取り扱わない(見かけ上はできる)ので、物理的に無理すぎる。
やっぱりモノクロ印刷ならPhotoshopかコミスタで扱う方が余計な手間が省けていいと思う。
以下仮説メモ
72/25*(テクスチャの行数)で72/25*4=11.52
線数11.5での効果

10年余前だと漫画の印刷線数は133線だった。現在は印刷性能があがって175線が標準らしい。
133線で61番トーンということは線の半分弱(45%)がトーンとして占有できたということ。175線では34%の占有率。
というか90%の明度を表現するための網点化なので、線数値は無視したほうがいいのかも。
補足
プラグイン導入の方法は、Painterヘルプで「プラグイン」で検索すれば出てきます。Ver.11とVer.9.5では設置するフォルダの箇所が違うため、各バージョンのヘルプで確認してください。また
Painter12.1のアップデートパッチで再びPhotoshopプラグイン(32bitおよび64bit版)に対応されました。












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